パラメーター管理ツール 使い方ガイド
完全オフラインで動作 · 保存データはお使いの端末内(ブラウザのローカルストレージ)にのみ保存されます
すべてご自身の判断と責任のもとでご利用ください。
!ご使用前に必ずお読みください
本ツールは、LVYUAN製ハイブリッドインバーター(HSI3000U / HSI5000U / SPI-10K-UP の3機種)のパラメーター設定を記録・管理・計画するための補助ツールです。インバーター本体とは直接通信しません。実際のパラメーター変更は、必ずインバーター本体の液晶パネルから手動で行ってください。
本ツールの使用によって生じたいかなる損害(インバーターの故障、バッテリーの損傷、設定ミスによる事故、データの消失、その他一切の損害)についても、制作者は一切の責任を負いかねます。ご自身の判断と責任において、ご自由にお使いください。
本ツールはインターネット接続不要の完全オフラインで動作するローカル動作ファイルです。サーバーやクラウドへは一切データを送信しません。設定データはお使いの端末のブラウザ内(ローカルストレージ)にのみ保存されるため、保存したデータはその端末・そのブラウザでのみ有効です。他の端末やブラウザからはアクセスできません。端末間でデータを共有するには JSON出力によるバックアップファイルの受け渡しが必要です。
- 本ツールは LVYUAN(リョクエン)社の公式製品ではありません
- 元の取扱説明書は LVYUAN(リョクエン)公式サイトから検索のうえご参照ください。本ツール内蔵の取説は要約・参考用です
- インバーターの設置・配線作業は必ず専門資格を有した専門業者に依頼してください
- パラメーターの変更は、取扱説明書を十分に理解した上で行ってください
- 機種ごとに対応する電圧・電流・容量が異なります。必ずお使いの機種を選択した上でご利用ください
- ブラウザのデータ削除やキャッシュクリアで保存データは消失します。大切な設定は必ず JSON出力でバックアップしてください
- ツールのアップデートや不具合修正の保証はありません
💬なぜこのツールを作ったのか — 開発の経緯
| ⚡ 高圧電気工事 | 6,600V 高圧受変電設備 の電気工事に従事した経験 |
| 🏠 屋内配線工事 | 住宅・店舗等の屋内配線工事に従事した経験 |
| 🌐 ネットワークインフラ工事 | LAN配線・光回線・ルーター/スイッチ設置などネットワークインフラ構築工事に従事した経験 |
| 📷 防犯カメラ工事 | 店舗・住宅・施設向けの防犯カメラ設置工事(配線・録画機・遠隔閲覧)に従事した経験 |
| 🔌 ハイブリッドインバーター | 商用併用・完全オフグリッド構成で 計8例ほどの設置工事実績 |
これまで 6,600V 高圧電気工事・屋内配線工事・ネットワークインフラ工事・防犯カメラ工事 など、電気と通信の現場に幅広く従事してきましたが、「安定したオフグリッド運用」は、それらとはまったく別の難しさと、奥の深さを感じています。商用電源という後ろ盾がない中で、PV・蓄電池・インバーターのバランスを取り続ける必要があるため、機械的な配線スキルだけでは到底足りない領域です。
そんな中、ハイブリッドインバーターの設置工事を これまで8例ほど 経験してきました。商用電源との併用システム や 完全オフグリッド運用 など、構成も用途もさまざまでしたが、共通して苦労したのが 「パラメーターの一元管理」 でした。
機種・現場ごとに設定値が異なり、予期せぬエラーが出るたびに「あの時どう設定したか」を遡る必要がありましたが、毎回 手書きメモ での対応では、「なぜその値に変更したのか?」 という理由まで残せず、現場ごとに管理にばらつきが出てしまっていました。
そこで、すべての設定を 印刷したり、手元のスマートフォンに残しておけば、いつでも・どこでも・すぐに確認できる 仕組みを整えることにしました。実際にこのツールで運用を始めてからは、劇的に安定した運用 ができるようになりました。
本来は自分自身のためだけに作るつもりでしたが、せっかくなら同じように悩んでいる方に少しでも届けば、という思いで、約1年7か月かけて ここまで形にしました。完璧ではありませんが、現場での実体験と運用のなかで磨かれた「使える補助ツール」として、ご活用いただければ幸いです。
また、ネットワークインフラ・防犯カメラなど 「電気+通信」の現場経験 は、後述の 「今後の開発計画」 で構想している IoTデバイス統合プラットフォーム の素地にもなっています。電気・通信・センサー・記録 — これらをつなげて暮らしを支える仕組みを目指しています。
事故につながる
機器破損・データ消失
豊かな人生が送れる
持続可能なライフスタイル
本ツールは、その第一歩を支えるための補助ツールです
| 項目 | ⚠ 導入前(手書きメモ運用) | ✅ 導入後(本ツール運用) |
|---|---|---|
| 記録方法 | 紙メモ・走り書き | 画面で一覧管理 / 印刷 / PDF保存 |
| 変更理由の追跡 | 残らない・思い出せない | バージョン履歴で残る・備考も入る |
| 現場間のばらつき | 大きい(属人的) | JSON共有で統一可能 |
| エラー対応速度 | 遅い(現場で再確認) | スマホで即座に確認 |
| 設定ミス検出 | 起動後に判明することも | バリデーションで事前検出 |
| 運用安定度 | ばらつきあり | 劇的に安定 |
◆ ハイブリッドインバーターの初期設定で迷っている方
◆ 設定変更の履歴を残したい方
◆ 複数現場・複数台の設定を統一管理したい方
◆ 過去の設定を遡って「なぜこうしたか」を確認したい方
◆ 紙メモ運用に限界を感じている施工業者・DIY運用者の方
1このツールとは
「LVYUAN ハイブリッドインバーター パラメーター管理ツール」は、LVYUAN製ハイブリッドインバーター 3機種(HSI3000U / HSI5000U / SPI-10K-UP) の設定パラメーターをパソコンやスマートフォンの Web ブラウザ上で管理するためのツールです。
インバーター本体の液晶画面で一つずつ操作するパラメーターを、一覧表示でわかりやすく整理し、設定値の記録・比較・バックアップが簡単にできます。1つのツールで3機種すべてを切り替えながらお使いいただけます。
インバーター 本体(電力制御)
| 本ツールが行うこと | 手段 | 本ツールが行わないこと |
|---|---|---|
| パラメーター値の記録・管理・計画 | ブラウザ画面 |
❌ インバーター本体への 自動書き込み (実機反映は液晶パネルから手動) |
| 設定値の矛盾チェック(バリデーション) | 自動 | |
| 複数台・複数機種の横断管理 | タブ切替 | |
| JSON / CSV / MD でバックアップ・出力 | ファイル出力 |
本ツールはインターネット接続なしで動作するオフラインツールです。入力した設定データはサーバーには一切送信されず、お使いの端末のブラウザ内(ローカルストレージ)にのみ保存されます。プライバシー面でも安心してご利用いただけます。
なお、ローカル保存のため、別の端末・別のブラウザでは保存データを共有できません。端末間でデータを移すには JSON出力ファイルを使ってください。
主な機能
3機種対応
HSI3000U / HSI5000U / SPI-10K-UP の3機種を画面上の選択メニューで切り替え
個別パラメーター設定
各機種の全パラメーターをわかりやすいフォームで設定・記録できます
複数台一括管理
最大10台までのインバーターを1つの画面で管理・比較できます
トラブル診断
症状・原因・対処法をキーワードで素早く検索できます
おすすめプリセット
使用シナリオに合った推奨設定を一括で適用できます
データの保存・出力
JSON / CSV / Markdown 形式での出力・読込に対応
設定値の自動チェック
機種ごとの仕様に基づいた電圧チェーンの矛盾チェックが自動で行われます
バージョン履歴
過去の保存内容に戻れる履歴機能を搭載しています
ヘッダーの「印刷」ボタンから、現在表示中の画面をそのまま印刷できます。ブラウザの印刷ダイアログで「PDFとして保存」を選べば、設定一覧をきれいなPDFファイルとして残せます。インバーター本体の横に置く作業用資料・記録資料・社内共有・メーカー問合せ用の証跡などにご活用ください。
2対応3機種について
本ツールは LVYUAN製ハイブリッドインバーター 3機種 に対応しています。各機種は対応する電圧(バッテリー電圧)・出力容量・PV入力範囲などが異なります。お使いの機種に合わせて切り替えてご利用ください。
- AC定格出力:2,400W〜3,000W
- 瞬間最大:4,800W〜6,000W
- PV最大入力:1,400W
- PV電圧範囲:DC 30V〜108V
- 充電:PV 60A / AC 40A(合計100A)
- バッテリー:DC 20V〜33V
- AC定格出力:4,200W〜5,000W
- 瞬間最大:8,400W〜11,000W
- PV最大入力:5,000W
- PV電圧範囲:DC 60V〜450V
- 充電:PV 80A / AC 40A(合計200A)
- バッテリー:DC 40V〜60V
- AC定格出力:8,400W〜10,000W
- 瞬間最大:20,000W
- PV最大入力:5,500W
- PV電圧範囲:DC 120V〜500V
- 充電:PV 200A / AC 120A(合計200A)
- バッテリー:DC 40V〜60V
3機種の容量を一目で比較
定格容量・PV最大入力・AC充電電流を、棒グラフで視覚的に比較できます。
24V系
48V系
48V系
3機種スペック比較表
主な仕様の違いを一覧でまとめました。お使いの機種・購入予定の機種を確認する際の参考にしてください。
| 項目 | HSI3000U | HSI5000U | SPI-10K-UP |
|---|---|---|---|
| 定格容量 | 3kW | 5kW | 10kW |
| システム電圧 | DC 24V (起動 22V以上) |
DC 48V (起動 44V以上) |
DC 48V (起動 44V以上) |
| バッテリー電圧範囲 | DC 20V〜33V | DC 40V〜60V | DC 40V〜60V |
| AC定格出力 | 2,400W(100V) 〜 3,000W(120V) |
4,200W(100V) 〜 5,000W(120V) |
8,400W(100V) 〜 10,000W(120V) |
| 瞬間最大出力 | 4,800〜6,000W | 8,400〜11,000W | 20,000W(120V) |
| PV最大入力 | 1,400W | 5,000W | 5,500W |
| PV電圧範囲 | DC 30V〜108V | DC 60V〜450V | DC 120V〜500V |
| MPPT動作範囲 | DC 40V〜90V | DC 80V〜450V | DC 125V〜425V |
| 最大PV充電電流 | 60A | 80A | 200A |
| 最大AC充電電流 | 40A | 40A | 120A |
| 最大合計充電電流 | 100A | 200A | 200A |
| バイパス最大 | 40A | 63A | 63A |
| 対応バッテリー | LiFePO4 7-9セル NMC 7-8セル 鉛 (SLD/FLD/GEL) |
LiFePO4 14-16セル NMC 13-14セル 鉛 (SLD/FLD/GEL) |
LiFePO4 14-16セル NMC 13-14セル 鉛 (SLD/FLD/GEL) |
AHSI3000U(3kW-24V)ハイブリッドインバーターについて
LVYUAN HSI3000U は、定格出力 3kW・DC 24V 系のハイブリッドインバーターです。コンパクトなシステムでオフグリッド・バックアップ電源を構築したい方に向いた入門〜中規模クラスの主力モデルです。本ツールでは画面右上の機種セレクターから「HSI3000U (3kW-24V)」を選択してご利用いただけます。
HSI3000U の主な仕様
- 定格容量:3kW(AC定格出力 2,400W〜3,000W、瞬間最大 4,800W〜6,000W)
- システム電圧:DC 24V(起動電圧 22V以上、運用範囲 DC 20V〜33V)
- PV入力:最大 1,400W、DC 30V〜108V、MPPT 動作 DC 40V〜90V
- 充電電流:PV 60A/AC 40A/合計最大 100A
- 対応バッテリー:LiFePO4 7-9セル / 三元系Li 7-8セル / 鉛 (SLD/FLD/GEL)
- バイパス最大:40A
HSI3000U がおすすめのシーン
- 農作業小屋・物置・離れ・趣味部屋の電源
- ガレージ・倉庫・作業場の独立電源
- 太陽光パネル数枚+小型蓄電池の小規模オフグリッド
- 家庭の補助電源・週末別荘の電源
- 初めてのオフグリッド入門・コンパクトな試験運用
HSI3000U で本ツールを使う場合のポイント
- 機種セレクターで「HSI3000U (3kW-24V)」を選択(テーマ色は青)。
- バッテリータイプ(No.08)を選択すると、24V系の推奨電圧値が自動入力されます。
- PV直列電圧の上限(108V)を超えないようにパネル構成を設計してください。
- 合計充電電流(No.07)は最大 100A まで。バッテリーの仕様に合わせて調整します。
BHSI5000U(5kW-48V)ハイブリッドインバーターについて
LVYUAN HSI5000U は、定格出力 5kW・DC 48V 系のハイブリッドインバーターです。一般家庭の主力電源・中規模オフグリッド構築に最適なバランス型モデルです。本ツールでは画面右上の機種セレクターから「HSI5000U (5kW-48V)」を選択してご利用いただけます。
HSI5000U の主な仕様
- 定格容量:5kW(AC定格出力 4,200W〜5,000W、瞬間最大 8,400W〜11,000W)
- システム電圧:DC 48V(起動電圧 44V以上、運用範囲 DC 40V〜60V)
- PV入力:最大 5,000W、DC 60V〜450V、MPPT 動作 DC 80V〜450V
- 充電電流:PV 80A/AC 40A/合計最大 200A
- 対応バッテリー:LiFePO4 14-16セル / 三元系Li 13-14セル / 鉛 (SLD/FLD/GEL)
- バイパス最大:63A
HSI5000U がおすすめのシーン
- 家庭の主要な電気機器を一通りカバーする主力電源
- 太陽光 5kW までのソーラー設置
- エアコン1台+他の家電を同時運用したい場合
- 停電時のバックアップを充実させたい中規模住宅
- 将来的に蓄電池を増設する拡張性を重視する場合
HSI5000U で本ツールを使う場合のポイント
- 機種セレクターで「HSI5000U (5kW-48V)」を選択(テーマ色は緑)。
- バッテリータイプ(No.08)を選択すると、48V系の推奨電圧値が自動入力されます。
- PV最大電圧 450V まで対応するため高電圧ストリングが組めますが、配線時の感電リスクに最大限の注意を。
- 合計充電電流(No.07)は最大 200A まで。AC充電は 40A 上限です。
CSPI-10K-UP(10kW-48V)ハイブリッドインバーターについて
LVYUAN SPI-10K-UP は、定格出力 10kW・DC 48V 系の大容量ハイブリッドインバーターです。大型住宅・店舗・事業所・全負荷バックアップ用途に対応する上位モデルで、PV高電圧入力(最大 500V)と大電流充電に対応しています。本ツールでは画面右上の機種セレクターから「SPI-10K-UP (10kW-48V)」を選択してご利用いただけます。
SPI-10K-UP の主な仕様
- 定格容量:10kW(AC定格出力 8,400W〜10,000W、瞬間最大 20,000W)
- システム電圧:DC 48V(起動電圧 44V以上、運用範囲 DC 40V〜60V)
- PV入力:最大 5,500W、DC 120V〜500V、MPPT 動作 DC 125V〜425V
- 充電電流:PV 200A/AC 120A/合計最大 200A
- 対応バッテリー:LiFePO4 14-16セル / 三元系Li 13-14セル / 鉛 (SLD/FLD/GEL)
- バイパス最大:63A
SPI-10K-UP がおすすめのシーン
- 大型住宅・二世帯住宅の全館電源
- 店舗・小規模事業所・工場の業務用電源
- 多数の家電・大型家電(200V機器を含む)の同時運用
- 大容量バッテリーバンクを構築するシステム
- 全負荷型バックアップ電源として停電時にも全館給電したい場合
SPI-10K-UP で本ツールを使う場合のポイント
- 機種セレクターで「SPI-10K-UP (10kW-48V)」を選択(テーマ色は紫)。
- 大電流機種のため、充電電流のパラメーター範囲が他機種より広く設定されています(PV 200A・AC 120A)。
- PV高電圧入力(120V〜500V)を活かせる反面、配線径・保護機器(ブレーカー・ヒューズ)の容量を必ず確認してください。
- 瞬間最大 20,000W の起動突入電流に対応できる配線・分電盤を確保してください。
3機種の選び方
「どの機種を使えばいいかわからない」という方のために、シーン別のおすすめ機種を整理しました。
用途別マトリクス — どの機種が向いている?
| 利用シーン | HSI3000U | HSI5000U | SPI-10K-UP |
|---|---|---|---|
| ガレージ・倉庫・作業場の独立電源 | ✅ | △ | ✕ |
| 農作業小屋・物置・離れの電源 | ✅ | △ | ✕ |
| 家庭の補助電源(一部の家電だけ) | ✅ | ✅ | △ |
| 家庭の主力電源(生活家電一通り) | △ | ✅ | ✅ |
| 停電時バックアップ(重要負荷のみ) | ✅ | ✅ | ✅ |
| 停電時バックアップ(全負荷) | ✕ | △ | ✅ |
| 太陽光大量設置(5kW以上) | ✕ | ✅ | ✅ |
| 店舗・小規模事業所 | ✕ | △ | ✅ |
| 大型住宅・二世帯住宅 | ✕ | △ | ✅ |
✅ 最適 △ 一応使える(容量に注意) ✕ 容量不足・非推奨
- 消費電力が比較的小さい用途
- ガレージ・倉庫・作業場の独立電源
- 農作業小屋・物置・離れの電源
- 太陽光1〜数枚+小型蓄電池の構成
- 初めてのオフグリッド入門
- 家庭の主要な電気機器をカバーしたい
- 太陽光5kWまでのソーラー設置
- エアコン1台+他の家電を同時使用
- 停電時のバックアップを充実させたい
- 長期的に拡張も視野に入れている
- 大型住宅・店舗・事業所
- 多数の家電を同時に使う
- 業務用機器(200V対応含む)の運用
- 大容量バッテリーバンクを構築する
- 全負荷型のバックアップ電源を構築したい
判断のためのチェックポイント
- 同時に使う家電の合計ワット数を確認します。3kW以下なら HSI3000U、5kW程度なら HSI5000U、それ以上なら SPI-10K-UP が目安です。
- 瞬間最大出力もチェックしてください。エアコン起動・冷蔵庫コンプレッサー起動などは定格の2〜3倍の電力を一瞬必要とすることがあります。
- 太陽光パネルの容量に合わせて選びます。1〜1.4kWまでなら HSI3000U、5kWまでなら HSI5000U、5.5kW以下+高電圧PVなら SPI-10K-UP が対応します。
- バッテリーの電圧を確認します。24V系バッテリーなら HSI3000U、48V系バッテリーなら HSI5000U または SPI-10K-UP を選びます。
4ツールの入手・端末への保存方法
本ツールは inverter-manager.html という1つのHTMLファイルです。このファイルをお使いの端末に保存するだけで使えます。アプリのインストールは不要です。
STEP A — ダウンロードしてファイルを保存する
- 上のダウンロードボタンをクリックし、ブラウザでツールのページを開きます。
- キーボードの Ctrl + S を押す、またはページ上で右クリック →「名前を付けて保存」を選びます。
- 保存先を「デスクトップ」や「ドキュメント」フォルダなど、わかりやすい場所に指定して保存します。
- 保存された inverter-manager.html をダブルクリックすれば、ツールが開きます。
STEP B — アプリのように使う方法(PWA化)
- Chrome または Edge で inverter-manager.html を開きます。
- Chrome の場合:右上の ⋯(三点メニュー)→「キャスト、保存、共有」→「ページをアプリとしてインストール」をクリックします。
Edge の場合:右上の ⋯ →「アプリ」→「このサイトをアプリとしてインストール」をクリックします。 - 確認ダイアログで「インストール」をクリックします。
- デスクトップとスタートメニューにアイコンが追加されます。次回からはアイコンをクリックするだけで、専用ウィンドウで起動します。
STEP A — ダウンロードしてファイルを保存する
- 上のダウンロードボタンをクリックしてブラウザでページを開きます。
- ⌘ Command + S キーで「名前を付けて保存」ダイアログを開きます。
- 「デスクトップ」や「書類」フォルダに保存します。フォーマットは「ウェブページ、完全」を選びます。
- 保存したファイルをダブルクリックでブラウザが開き、ツールが使えます。
STEP B — アプリのように使う方法
- Google Chrome で inverter-manager.html を開きます。
- 右上の ⋯(三点メニュー)→「キャスト、保存、共有」→「ページをアプリとしてインストール」を選択します。
- Dock や Launchpad にアイコンが追加されます。クリックで独立ウィンドウで起動します。
STEP A — ダウンロードしてファイルを保存する
- このページのダウンロードボタンをタップしてツールのページを Chrome で開きます。
- ダウンロードボタンを長押しして「リンクをダウンロード」を選択します。
または、Chrome メニュー ⋮ →「ページをダウンロード」でも保存できます。 - 「ダウンロード」フォルダに保存されます。通知バーまたは「Files(ファイル)」アプリから開けます。
STEP B — ホーム画面にアプリとして追加する(おすすめ)
- Chrome でツールを開いた状態で、右上の ⋮(三点メニュー)をタップします。
- メニューの中から「ホーム画面に追加」をタップします。
- アプリ名の確認画面が出るので、そのまま「追加」をタップします。
- ホーム画面にアイコンが追加されます。次回からはこのアイコンをタップするだけで、アドレスバーなしの全画面表示で起動します。
STEP A — ダウンロードして「ファイル」アプリに保存する
- このページのダウンロードボタンを Safari で開きます。
- ダウンロードボタンを長押しして「リンク先のファイルをダウンロード」を選択します。
- Safari のアドレスバー横に ↓(ダウンロードアイコン) が表示されるのでタップ → ファイルをタップで確認できます。
- 「ファイル」アプリ →「ダウンロード」フォルダにファイルが保存されています。タップすると Safari でツールが開きます。
STEP B — ホーム画面にアプリとして追加する(おすすめ)
- Safari でツールを開いた状態で、画面下部の 共有ボタン(↑▢ のアイコン)をタップします。
- 共有メニューを下にスクロールし、「✚ ホーム画面に追加」をタップします。
- アプリ名の確認画面で、右上の「追加」をタップします。
- ホーム画面にアイコンが追加されます。タップするとフルスクリーンでツールが起動します。
Chrome や他のブラウザでは「ホーム画面に追加」機能が使えません。Safari のみが対応しています。
☞ 対策: 週に1回はツールを開く、または定期的にJSON出力でバックアップを取ってください。
全端末共通の重要な注意事項
- 端末Aで保存した設定は、端末Bには反映されません
- 同じ端末でも異なるブラウザ(Chrome と Edge など)では別々にデータが保存されます
- 端末間でデータを移行するには、JSON出力 → ファイル転送 → JSON読込 の手順が必要です
- ブラウザの「閲覧データ削除」「キャッシュクリア」を行うと保存データが消失します
- シークレットモード/プライベートモードではデータは保存されません
- 機種ごとに別々の保存領域が用意されているので、機種を切り替えても他の機種のデータは消えません
5起動方法
パソコンで使う場合
- inverter-manager.html ファイルをダブルクリックします。お使いのWebブラウザ(Chrome, Edge, Firefox 等)でツールが開きます。
- 画面が表示されたら、すぐに使い始めることができます。インターネット接続は不要です。
- 初回起動時は「HSI3000U」が選択された状態で開きます。お使いの機種に合わせて画面右上の「機種」セレクターから切り替えてください。
スマートフォン・タブレットで使う場合
- inverter-manager.html ファイルをスマートフォンに転送します(メール添付、クラウドストレージ、USB接続など)。
- ファイルをタップしてブラウザで開きます。レスポンシブ対応なので画面サイズに自動調整されます。
6機種の切替方法
本ツールは、画面右上の「機種」セレクターからお使いの機種を切り替えられます。機種を切り替えると、画面のテーマ色・各パラメーターの設定範囲・取扱説明書の内容・プリセットの値などが、その機種専用に自動的に切り替わります。
切替手順
- ツールの画面右上にある「機種」というラベル付きのプルダウンメニューを探します(ヘッダーの右端)。
- プルダウンをクリック(タップ)すると、3つの選択肢が表示されます。
- HSI3000U (3kW-24V)
- HSI5000U (5kW-48V)
- SPI-10K-UP (10kW-48V)
- お使いの機種を選択します。画面が切り替わり、選択した機種のテーマ色(青/緑/紫)が反映されます。
- ヘッダー直下の機種スペック情報バーに、選択した機種の主要スペック(システム電圧・充電電流・AC定格など)が表示されます。
機種ごとの色とテーマ
3機種は、画面のテーマ色で見分けられるようになっています。今どの機種を編集しているのかが一目でわかります。
| 機種 | テーマ色 | 表示されるバッジ |
|---|---|---|
| HSI3000U | 青系 | 24V 3kW |
| HSI5000U | 緑系 | 48V 5kW |
| SPI-10K-UP | 紫系 | 48V 10kW |
機種ごとに保存データは独立
本ツールは機種ごとに別々の保存領域を持っています。例えば HSI3000U で設定した内容は、機種を HSI5000U に切り替えても消えません。再び HSI3000U に戻れば、前回の設定がそのまま残っています。
7画面の構成
ツールの画面は大きく分けて4つのエリアで構成されています。
A. ヘッダー(画面上部・グラデーションのバー)
画面の一番上にあるバーです。スクロールしても操作できる主要ボタンが配置されています。
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| タイトル | 選択中の機種名と「パラメーター管理システム」が表示されます。現在管理中の台数や接続モードもここに表示されます |
| 機種セレクター | 3機種(HSI3000U / HSI5000U / SPI-10K-UP)を切り替えるプルダウン |
| MD出力 | 設定をMarkdown形式で出力。READMEや記録資料に便利 |
| 履歴 | 過去の保存内容を一覧表示し、必要に応じて復元 |
| 印刷 | 現在の画面を印刷します(PDFとして保存も可能) |
| 保存 | 設定をブラウザ内に保存します(緑色のボタン) |
B. 機種スペック情報バー(ヘッダー直下)
選択中の機種の主要スペックがひと目でわかる情報バーです。電圧バッジ・kWタグ・充電電流・AC定格などが表示されます。「詳細仕様 ▼」ボタンで全スペックを展開できます。
C. 地域・AC基本設定バー
全台共通の基本設定として、地域(東日本50Hz/西日本60Hz)と AC出力電圧(100V / 105V / 110V / 120V)を設定します。境界地域にお住まいの方は必ず電力会社に確認してください。
D. ビュー切替タブ
機種スペックバーの下にある横並びのボタンで、表示モードを切り替えられます。
| ボタン名 | 説明 |
|---|---|
| 個別設定 | 各インバーターのパラメーターを個別に設定するメイン画面 |
| 比較表 | 複数台のパラメーターを横並びで比較する表(2台以上管理時に有効) |
| 取扱説明書 | 選択中の機種の取扱説明書を内蔵。操作方法やエラーコードを確認できます |
| トラブル診断 | 症状・原因・対処法をキーワード検索できる診断ツール |
| おすすめプリセット | 使用シナリオ別の推奨パラメーターセットを確認・一括適用 |
E. メインコンテンツ(画面中央〜下部)
選択中のビューに応じた内容が表示されるエリアです。初期状態では「個別設定」が表示されています。
8個別設定の使い方
「個別設定」は、このツールのメイン画面です。ここで各インバーターのパラメーターを設定・記録します。
ユニットタブ
管理しているインバーターは画面上部のタブで切り替えられます。初期状態では「ユニット1」のみ表示されています。
- タブをクリックするとそのユニットの設定画面に切り替わります
- タブにはバリデーション結果のバッジ(色付きの丸い数字)が表示されます
- 赤色バッジ = エラー(設定に問題あり)の数
- 黄色バッジ = 警告(注意が必要)の数
- 緑色バッジ = 問題なし
- + ボタンで新しいユニット(インバーター)を追加できます(最大10台)
ユニット情報ヘッダー
各ユニットの設定画面の上部には、以下の識別情報を入力できます。
| 項目 | 入力例 | 説明 |
|---|---|---|
| 名前 | メイン機、小屋用、店舗用 | 自由に名前をつけて管理できます |
| 設置場所 | ガレージ、2階、屋上 | 設置場所を記録しておくと便利です |
| シリアル番号 | HSI-2024-001 | 製品のシリアル番号を記録できます |
パラメーター設定エリア(6つのカテゴリ)
ユニット情報の下に、6つのカテゴリに分かれたパラメーター設定カードが並びます。色で見分けやすくなっています。
| カテゴリ | 主な内容 |
|---|---|
| ⚡ AC出力設定 | 出力モード、出力周波数、商用電源タイプ、AC出力電圧 |
| 🔌 充電設定 | 充電モード、最大充電電流(機種により範囲が異なります) |
| 🔋 バッテリー設定 | バッテリータイプ、各種電圧設定(機種ごとに範囲が異なります) |
| ⚖ 均等化機能 | 均等化の有効/無効、電圧・時間設定 |
| 🛡 保護・機能設定 | 省エネモード、自動再起動、ブザー等 |
| 📡 通信設定 | 通信アドレス、RS485設定、BMSプロトコル |
9パラメーターの設定方法
パラメーターカードの見かた
各パラメーターは1つのカード(枠)で表示されます。カードには以下の情報が含まれます。
- 番号(色付きの四角) = インバーター本体のパラメーター番号
- 名前 = パラメーターの名称
- 説明文 = 灰色の小さな文字で、設定内容の説明
- 入力欄 = プルダウン(選択式)または数値入力
- 範囲 = 数値入力の場合、選択中の機種の設定可能範囲が表示されます
設定の入力方法
選択式パラメーター(プルダウン)
- 入力欄のプルダウンメニューをクリック(タップ)します。
- 表示された選択肢から、設定したい値を選びます。例:出力モード → 「SBU – インバーター優先(蓄電池優先)」
- 選択するとすぐに反映されます。自動保存も行われます。
数値パラメーター
- 入力欄に直接数値を入力します。キーボードの数字キーで入力してください。
- 設定範囲外の値を入力すると、自動的に範囲内に補正されます(機種によって範囲が異なります)。
- ステップ値(刻み幅)が決まっている場合があります。例:電圧値は0.2V刻みです。
機種別 主要パラメーターの設定範囲
| パラメーター | HSI3000U(24V) | HSI5000U(48V) | SPI-10K-UP(48V) |
|---|---|---|---|
| No.04 バッテリー切替電圧 | 20.0〜27.0V | 40.0〜54.0V | 40.0〜54.0V |
| No.05 商用電源切替電圧 | 24.0〜32.0V | 48.0〜64.0V | 48.0〜64.0V |
| No.07 最大充電電流(合計) | 0〜100A | 0〜200A | 0〜200A |
| No.09 最大充電電圧 | 24.0〜31.6V | 48.0〜63.2V | 48.0〜63.2V |
| No.28 最大AC充電電流 | 0〜40A | 0〜40A | 0〜120A |
| No.36 最大PV充電電流 | 0〜60A | 0〜80A | 0〜200A |
グレーアウト(無効化)されるパラメーター
一部のパラメーターは、他のパラメーターの設定値によって操作できなくなる(グレーアウトする)場合があります。
| グレーアウトするパラメーター | 条件 |
|---|---|
| No.09 最大充電電圧 | バッテリータイプが SLD/FLD/GEL/N07/N08 の場合は自動設定のため変更不可 |
| No.04 バッテリー切替電圧 | 出力モードが UTI(商用電源優先)の場合は使用されない |
| No.05 商用電源切替電圧 | 出力モードが UTI(商用電源優先)の場合は使用されない |
| No.17〜21 均等化機能関連 | 均等化機能(No.16)が DIS(無効)の場合 |
| No.33 BMS通信プロトコル | RS485通信(No.32)が SLA(PCソフトウェア)の場合 |
10複数台管理の使い方
このツールでは最大10台までのインバーターを1つの画面で管理できます。同じ機種の複数台運用、または異なる機種でも機種を切り替えながら別ユニットとして登録できます。
ユニットの追加
- ユニットタブの右端にある + ボタンをクリックします。
- 新しいユニットタブが追加され、選択中の機種のデフォルト値で初期化されます。
- ユニット名・設置場所・シリアル番号を入力して区別しやすくします。
ユニットの削除
- 削除したいユニットのタブにある × ボタンをクリックします。
- 確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックすると削除されます。
ユニット間のコピー
同じ設定のインバーターを複数台管理する場合は、以下の手順が効率的です。
- 1台目の設定を完了させる
- JSON出力で設定をバックアップ
- 2台目を追加し、必要な箇所だけ変更する
11比較表の使い方
「比較表」ビューでは、登録された全ユニットのパラメーターを横並びの表で比較できます。
比較表の見かた
- 画面上部のビュー切替から 比較表 をクリックします。
- 全パラメーターが縦方向に並び、各ユニットの値が横方向に並んだ表が表示されます。
- 値が異なるセルはオレンジ色でハイライト表示されるため、設定差分が一目でわかります。
12内蔵・取扱説明書の使い方
「取扱説明書」ビューでは、選択中の機種の取扱説明書をブラウザ上で閲覧できます。紙の説明書を手元に置かなくても、必要な情報にすぐアクセスできます。
収録されている内容(共通)
| セクション | 内容 |
|---|---|
| 製品概要・特徴 | ハイブリッドインバーターの基本的な機能と特徴 |
| 基本システム運用 | PV・商用電源・蓄電池・負荷の役割説明 |
| 動作モード | 充電4種類 + 出力3種類の動作モード詳細 |
| 液晶ディスプレイと操作 | 本体ボタン・LEDランプ・表示内容の説明 |
| パラメーター操作・電圧チェーン | 本体での設定操作手順と電圧の関係 |
| パラメーター説明一覧 | 全パラメーターの詳細説明 |
| バッテリータイプ別設定値 | バッテリー種類ごとのメーカー推奨値一覧(機種別) |
| エラーコード一覧 | エラーコード・原因・対処法 |
| 保護機能一覧 | 各種保護機能の説明 |
| 製品仕様 | 選択中の機種の AC入力/出力/PV/バッテリーの詳細スペック |
| 設置・配線方法 | 推奨ケーブルの太さ、設置手順 |
| 安全注意事項 | 警告・注意事項・異常時の対応手順 |
| 日常点検とお手入れ | 月1回の点検ポイントとお手入れ方法 |
使い方
- 取扱説明書 をクリックして表示を切り替えます。
- 各セクションのタイトルをクリックすると、内容が展開(表示/非表示切替)されます。
- 必要なセクションだけを開いて閲覧できるので、素早く目的の情報にたどり着けます。
本ツール内蔵の取扱説明書は、操作の参考情報としてまとめた要約版です。正式な取扱説明書・最新版は LVYUAN(リョクエン)公式サイト等から検索のうえご参照ください。製品の最新仕様・改訂内容・正規の安全注意事項は必ずメーカー公式の情報を優先してご確認ください。
13トラブル診断の使い方
「トラブル診断」ビューは、インバーター使用中に何か問題が起きたときに、症状から原因と対処法を素早く見つけるための機能です。多数のトラブル対処法が収録されています。
キーワードで検索する
- トラブル診断 をクリックして表示を切り替えます。
- 画面上部の検索ボックスに、困っている症状やキーワードを入力します。
- 入力した文字に該当するトラブル項目がリアルタイムで絞り込まれます。
- 表示されたカードをクリックすると、症状・考えられる原因・対処方法の詳細が展開されます。
検索キーワードの例
| 入力例 | 見つかる内容 |
|---|---|
| 充電されない | バッテリーが充電されない場合の原因と対処法 |
| 異音 | 本体から異常な音が発生する場合の対処法 |
| エラー03 | エラーコード03(バッテリー未接続警告)の対処法 |
| 過負荷 | 過負荷に関連するトラブルの一覧 |
| 切り替わらない | 商用電源⇔バッテリー切替に関する問題 |
カテゴリで絞り込む
検索ボックスの下にカテゴリボタン(タグ)が表示されます。ボタンをクリックすると、そのカテゴリに属するトラブルだけが表示されます。
14おすすめプリセットの使い方
「おすすめプリセット」ビューでは、よくある使用シナリオに合わせた推奨パラメーターのセットを用意しています。初めて設定する方や、最適な設定がわからない方に特におすすめの機能です。
用意されているプリセット
| プリセット名 | 説明 | 出力/充電 |
|---|---|---|
| 太陽光最大活用 | PVの発電を最大限活用。昼はPVで充電、夜は蓄電池から消費 | SOL / OSO |
| ハイブリッド安定運用 | PV+商用電源を併用して安定した電力供給を重視 | SBU / SNU |
| 商用切替安全重視 | 蓄電池が減りきる前に商用電源へ切り替える安全設計 | SBU / SNU |
| オフグリッド運用 | PV+蓄電池のみの完全オフグリッド構成 | SOL / OSO |
| UPS/バックアップ | 普段は商用電源を使い、停電時だけ蓄電池に切り替え | UTI / CUB |
| ピークシフト(電気代節約) | 昼はPV充電、電気料金の高い夕方〜夜に蓄電池から放電 | SBU / CSO |
プリセットの適用手順
- 事前に画面右上の「機種」セレクターで、お使いの機種が選択されていることを確認します。
- おすすめプリセット をクリックして表示を切り替えます。
- 画面上部の「適用先」プルダウンで、設定を適用したいユニット(インバーター)を選びます。
- プリセットカードの中から、自分の使い方に最も近いシナリオを選んでクリックします。
- 選択したプリセットの設定内容のプレビュー(現在の値との差分)が表示されます。変更される項目がわかりやすくハイライトされます。
- 内容を確認して問題なければ「このプリセットを適用」ボタンをクリックします。
- 確認ダイアログで「OK」を押すと、選択したユニットにプリセットの設定値が一括適用されます。
商用電源切替トラブル診断
プリセット画面の下部には「商用電源切替トラブル診断」が表示される場合があります。これは「蓄電池が減っても商用電源に切り替わらない」などの問題がある場合のチェックリストと、ワンクリックで修正を適用できる機能です。
15保存とデータ管理
自動保存
パラメーターの値を変更すると、自動的にブラウザ内のローカルストレージに保存されます。次回ツールを開いたときも、前回の設定(機種選択を含む)が自動で復元されます。
手動保存
ヘッダーの 保存 ボタンをクリックすると、明示的に保存が実行されます。画面右下に「保存しました」のメッセージが表示されます。
機種ごとに独立した保存領域
本ツールは 機種ごとに別々の保存領域 を持っています。機種を切り替えても他の機種のデータは消えず、再び元の機種に戻せばそのまま保持されています。
バージョン履歴
ヘッダーの 履歴 ボタンから、過去の保存内容を一覧表示できます。「これおかしいな」と思ったら、過去の正常な状態に戻すこともできます。
保存データが消える場合
以下の操作を行うと、ブラウザ内の保存データが消える可能性があります。
- ブラウザのキャッシュ・Cookie・閲覧データの削除
- ブラウザの「プライベートモード」「シークレットモード」での使用
- 別のブラウザやパソコンで開いた場合
- HTMLファイルを別のフォルダに移動した場合(ブラウザによる)
- iOS Safari の場合、7日間アクセスがないと自動削除される場合がある
16データの出力と読込
| 形式 | 用途 | 特徴 | 読込 |
|---|---|---|---|
| JSON | バックアップ・復元 | 全データを完全保存。端末間移行・バージョン管理に最適 | ✅ |
| CSV | Excel・スプレッドシート | 表形式で確認・印刷。記録資料・レポート作成に | ✕ |
| Markdown | GitHub / Notion / Obsidian | テキストでそのまま貼り付け可能。備忘録・共有に | ✕ |
| 印刷/PDF | 紙資料・PDFアーカイブ | そのままインバーター本体の横に置いて作業可 | ✕ |
JSON出力
転送(メール・
クラウド・USB)
ツールを開く
ボタンで取込
データ移行完了
JSON出力(バックアップ)
- ヘッダーの JSON出力 ボタンをクリックします。
- 機種コードと日付を含むファイル名(例:「hsi3000u_backup_…」「hsi5000u_backup_…」「spi10k_backup_…」)で自動的にダウンロードされます。
- このファイルを大切に保管してください。全ユニットの全設定が含まれています。
JSON読込(復元)
- ヘッダーの JSON読込 ボタンをクリックします。
- ファイル選択ダイアログが開くので、以前に出力した JSONファイルを選択します。
- 確認後、ファイルの内容で現在の設定が上書き復元されます。
CSV出力(Excel等で利用)
- ヘッダーの CSV出力 ボタンをクリックします。
- 機種ごとにファイル名が分かれた CSVファイルがダウンロードされます。
- このファイルは Excelや Googleスプレッドシートで開けます。印刷や記録資料の作成に便利です。
Markdown出力(記録資料・READMEに)
- ヘッダーの MD出力 ボタンをクリックします。
- Markdown形式のテキストファイルがダウンロードされます。
- GitHub・Notion・Obsidian などの環境にそのまま貼り付けられます。
印刷・PDF保存
本ツールには印刷機能が搭載されており、PDF保存や紙への印刷にも対応しています。ぜひご活用ください。
- 印刷したいビュー(個別設定、比較表など)を表示した状態にします。
- ヘッダーの 印刷 ボタンをクリックします。
- ブラウザの印刷ダイアログが開きます。「PDFとして保存」を選べば、PDFファイルとしても保存できます。
| 用途 | 活用例 |
|---|---|
| 📝 設定作業用シート | 紙に印刷してインバーター本体の横に置き、液晶パネル操作の参照資料として使う |
| 📚 設置記録・台帳 | PDFとして保存し、設置・運用記録として保管。日付別にバージョン管理 |
| 📧 共有・問合せ | PDFをメール添付して、家族・施工業者・メーカーサポートに設定内容を伝える |
| 📊 比較・検討資料 | 「比較表」ビューを印刷して、複数台の設定差分を紙で確認 |
| 🏆 業務報告書 | 店舗・事業所のシステム設定報告書として PDF を提出 |
17バリデーション(設定値の自動チェック)
このツールには強力なバリデーション(設定値チェック)機能があり、パラメーター間の矛盾やメーカー推奨範囲からの逸脱を自動的に検出して警告します。機種ごとの仕様に合わせて自動的にチェック内容が切り替わります。
電圧チェーンとは
バッテリー関連の電圧パラメーターには、以下の大小関係(チェーン)が必要です。これに違反するとインバーターが正しく動作しない可能性があります。
(24V系)
SPI-10K-UP
(48V系)
チェック結果の表示
1. 全体アラートバナー
画面上部に、全ユニットを通じた総合的なチェック結果が表示されます。
- 緑色:すべてのユニットで問題なし
- 黄色:警告あり(動作はするが注意が必要)
- 赤色:エラーあり(設定に矛盾がある可能性)
2. ユニットタブのバッジ
各ユニットタブの右側に、エラーまたは警告の件数がバッジで表示されます。
3. ユニット内のバリデーションサマリー
各ユニットの設定画面内にも、そのユニットで検出された問題のリストが表示されます。
4. パラメーターカード個別の表示
問題のあるパラメーターのカードは枠線の色が変わります(赤=エラー、黄=警告)。カード内にもエラーメッセージが表示されます。
5. 電圧チェーン図
バッテリー設定カテゴリの上部に、電圧チェーンの現在値がビジュアル表示されます。正常な値は緑、矛盾がある値は赤で表示されます。
18使いこなしのコツ
初めて使うときのおすすめ手順(タイムライン)
画面右上の「機種」セレクターで、お使いの実機と同じ機種を選びます(HSI3000U / HSI5000U / SPI-10K-UP)。テーマ色が機種に応じて切り替わります。
機種スペックバー下の「地域・AC基本設定」で、東日本(50Hz)/西日本(60Hz)と AC電圧(100V/105V/110V/120V)を選びます。
No.08「バッテリータイプ」を選択すると、関連する電圧パラメーターが自動的にメーカー推奨値に設定されます。最重要ステップ!
「おすすめプリセット」から自分の使い方に近いシナリオを選んで適用。出力モード・充電モード・電圧値がまとめて設定されます。
プリセットを適用した後、個別設定画面で自分の環境に合わせて微調整。バリデーション結果(赤・黄バッジ)を確認しながら調整します。
設定が完了したら、ヘッダーの「JSON出力」を必ずクリック。バックアップファイルを大切に保管してください。
ツールで決めた設定値をメモまたは印刷し、インバーター本体の液晶パネルから一つずつ設定。詳しい操作は下の「インバーター本体への設定反映手順」をご覧ください。
設定変更時のおすすめフロー
JSON出力で保存
設定値を変更
結果を確認
パラメーターを反映
インバーター本体への設定反映手順
ツールで設定した値をインバーター本体に反映する手順です(3機種共通の操作)。
- ツールの画面を見ながら、変更するパラメーターの番号と値をメモまたは印刷します。
- インバーター本体の SET ボタンを押して設定メニューに入ります(画面に「00」が点滅)。
- UP / DOWN ボタンでパラメーター番号を選びます。
- ENT ボタンで編集モードに入ります(値が点滅)。
- UP / DOWN ボタンで値を調整し、ENT で確定します。
- 全パラメーターの変更が終わったら、「00」に戻って SET または ENT で終了します。
機種別のチェックポイント
| 機種 | 特に注意すべきポイント |
|---|---|
| HSI3000U | PV入力の最大電圧は 108V。直列で組む場合は パネル電圧×直列枚数 ≦ 108V を守ってください。バッテリーは24V系のみ対応します。 |
| HSI5000U | PV入力は最大 450V。高電圧PVが扱える反面、配線時の感電リスクに注意してください。バッテリーは48V系のみです。 |
| SPI-10K-UP | 大電流機種です。AC充電は最大 120A、PV充電は最大 200A まで設定可能。配線径と保護機器(ブレーカー・ヒューズ)の容量を必ず確認してください。設置工事は専門業者への依頼が必須です。 |
19よくある質問(FAQ)
- 太陽光パネルで自家消費したい → 「太陽光最大活用」
- 太陽光+商用電源で安定して使いたい → 「ハイブリッド安定運用」
- 蓄電池切れで電源が落ちるのが怖い → 「商用切替安全重視」
- 商用電源なしで完全独立したい → 「オフグリッド運用」
- 普段は商用電源で、停電時だけ切り替えたい → 「UPS/バックアップ」
- 電気代の高い時間帯に蓄電池を使いたい → 「ピークシフト(電気代節約)」
🚀今後の開発計画 — AI連携による運用アシスト
本ツールは現在「記録・管理・計画」のための補助ツールですが、次のステップとして AIとの連携による「最適運用アシストシステム」 の開発を準備中です。
蓄電池の充電残量・気象条件(日射量・天気予報)・電気使用パターン(時間帯別の消費電力)を学習・ログ化し、それらのデータを元に「いつ充電すべきか」「どのモードで運用すべきか」をAIが提案する仕組みを目指しています。
学習エンジン パターン解析
開発予定の主な機能
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| 🔋 充電残量の自動ログ化 | バッテリーSOCを定期取得し、時間軸でグラフ化。減り方の異常を可視化 |
| 🌤 気象条件連動 | 地域の天気予報・日射量予測を取り込み、翌日の発電量を推定 |
| 📊 使用パターン学習 | 時間帯別の電力消費を学習。曜日・季節ごとのクセを把握 |
| 🧠 AI運用提案 | 「明日は雨予報、今夜は商用充電に切替推奨」などの提案を自動表示 |
| ⚠ 予兆アラート | 過放電・過充電になる前にスマホへ通知。バッテリー寿命を守る |
| 📈 運用レポート | 月次・年次で運用効率・節約効果を自動レポート化 |
データ収集
パターン学習
運用提案
運用結果
記録
モデル更新
さらに先のビジョン — 電気だけでなく「暮らし全体」を支える
本ツールが目指す最終形は、電気の管理だけにとどまりません。水の管理・排水の制御・作物の生育モニタリングなど、多くのIoTデバイスと連携し、暮らしのあらゆる側面を統合的に支援する仕組みを構想しています。電気・水・食料といった生活基盤そのものをAIとIoTで支え、人々の豊かな生活を下支えするプラットフォームに育てていきたいと考えています。
連携を想定しているIoTデバイス・領域
| 領域 | 取得・制御するデータ例 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| ⚡ 電気 | 充電残量 / PV発電量 / 消費電力 / モード切替 | 最適運用 / 電気代削減 / バッテリー寿命延長 |
| 💦 水(給水) | タンク水位 / 流量 / 水質 / 漏水検知 | 渇水回避 / 漏水早期発見 / ポンプ自動制御 |
| 🚰 排水 | 浄化槽水位 / 排水ポンプ稼働 / 詰まり検知 | 溢水トラブル防止 / メンテ時期予測 |
| 🌱 作物・農業 | 土壌水分 / 温湿度 / 日照量 / 生育画像 | 自動潅水 / 収量最大化 / 病害早期発見 |
| 🏭 住環境 | 室温 / CO₂ / 換気 / 照明 / 戸締り | 快適性向上 / 省エネ / 高齢者見守り |
| 🛡 防災・防犯 | 地震 / 火災 / 不審者 / 停電検知 | 異常時の自動通報 / 緊急時電源確保 |
実装にはインバーターや各種IoTデバイスからのデータ取得方法(センサー・通信プロトコルなど)の検討、AI学習モデルの構築、長期運用テストなど、多くの工程が必要となります。リリース時期は未定ですが、本ツールと同様、少しでも多くの方の運用が安定し、暮らしが豊かになるよう少しずつ形にしていきます。
★まとめ — 対応3機種と本ツールについて
本ガイドでは、LVYUAN ハイブリッドインバーター対応の パラメーター管理ツール の使い方を解説しました。本ツールは下記の3機種すべてに対応し、画面右上の機種セレクターから自由に切り替えてご利用いただけます。
- AC定格 2,400W〜3,000W
- PV入力 1,400W(30〜108V)
- 充電 合計100A
- AC定格 4,200W〜5,000W
- PV入力 5,000W(60〜450V)
- 充電 合計200A
- AC定格 8,400W〜10,000W
- PV入力 5,500W(120〜500V)
- 充電 合計200A
本ガイドで紹介した内容
- 3機種(HSI3000U / HSI5000U / SPI-10K-UP)の仕様と選び方
- ツールの入手方法・端末への保存方法(Windows / Mac / Android / iOS)
- 機種の切り替え方と画面構成の見かた
- パラメーター個別設定・複数台管理・比較表の使い方
- 取扱説明書・トラブル診断・おすすめプリセットの活用
- JSON / CSV / Markdown 出力によるデータバックアップ
- バリデーション(電圧チェーン)による設定ミスの自動検出
ご利用にあたっての要点
- 本ツールは 完全オフラインで動作 します(インターネット接続不要)
- 保存データは お使いの端末のブラウザ内(ローカルストレージ)にのみ保存 されます
- サーバー・クラウドへのデータ送信は一切ありません
- 大切な設定は必ず JSON出力 でバックアップを取ってください
- 本ツールは補助ツールであり、インバーター本体への設定反映は手動で行います
- 元の取扱説明書は LVYUAN(リョクエン)公式サイト から検索のうえご参照ください
今後の展望
本ツールはあくまで「現在の運用を安定させる」ためのスタート地点です。次のステップとして、充電残量・気象条件・電気使用パターンを学習し、AIが最適運用をアシストする仕組みを開発準備中です。さらに先には、電気だけでなく 水・排水・作物・住環境・防災 など多くのIoTデバイスと連携し、暮らしのあらゆる側面を統合的に支援する 生活基盤プラットフォーム を目指します。詳細は 「今後の開発計画」 をご覧ください。
免責事項
本ツールは LVYUAN ハイブリッドインバーター対応3機種
(HSI3000U(3kW-24V) / HSI5000U(5kW-48V) / SPI-10K-UP(10kW-48V))の
パラメーター設定を支援する補助ツールです。
本ツールの使用により生じたいかなる損害についても、制作者は一切の責任を負いかねます。
すべてのご利用は自己責任でお願いいたします。
保存データは各端末のブラウザ内にのみ保存されます。
大切な設定は JSON出力で必ずバックアップを取ってください。
